人間禅道場

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ブログ - 文化系の同好会カテゴリのエントリ

四季折々(11)

カテゴリ : 
文化系の同好会
執筆 : 
人間禅道場 2020/3/10 17:26
最果てと詠まれし街の寒さかな  北川光舟

 冬の釧路に降り立った時、かねて覚悟ではあったが、今まで経験したことのない寒さに遭遇した。本州の衣服では用をなさない。そういえば、啄木の歌に「さいはての駅に下り立ち雪あかり さびしき町にあゆみ入りにき」があったと思い出し、寒さの中「俺は最果てに来たのだ。」と感じたのである。現在の釧路は、道東最大の都市だが、それでも人の絶えた極寒の街路は、最果てのもの悲しさを感じさせるのである。
(『俳林』16号より)

飯田幽水
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四季折々(10)

カテゴリ : 
文化系の同好会
執筆 : 
人間禅道場 2020/3/10 17:23
冬晴れや山の後ろに山二つ   佐藤妙珠

 遠くまで見通せる冬の空気、広がる澄み切った青空の中、手前の山を眺めていた視線がそれに固定せず、すうっと背後に移る様子が詠まれている。作意がなく、句のもたらす雰囲気はゆったりとした静寂さであり、作者の落ち着いた、こだわりのない気分が現れている。まるで東山魁夷の絵にも出てきそうな風景。
(『俳林』16号より)

飯田幽水
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第344回坐忘会

カテゴリ : 
文化系の同好会
執筆 : 
人間禅道場 2019/12/9 19:51

第344回 坐忘会


 


  開催日:令和元年12月8日(日) 場 所:本部道場南寮


  参加者:10名  投句者:6名  投句数:105句


 


 ささやかな料理、酒もあって楽しい年忘れ句会でした。


 句評交えた句談議が盛り上がりました。


 


 今回の兼題は「冬麗」「蜜柑」「寒燈」


 最高得点者は義幸さんでした。


 


 参加者が選句した結果、各自の高得点句を紹介します。


                      (順不同) 


 冬麗や何処まで走る一輌車           幽 谷先生


 


 寒灯や改札省略田舎駅             幽 水


 アロエ蕾む安房白浜や冬麗           蜂 生


 


 空寒くロープウェイの軋む音          祖 芳


 冬うらら孫と遊びて日暮れる          元 山


 


  義仲寺朝日堂


 はにかみし庵主の遺影冬うらら         温 雄


※冬麗一人降ろしてバスの去る          玄 妙


 


 軒下で父母の掛合い大根干し          妙 珠


 十二月けふは二件の忘れごと          桃 雲


 


 冬の日の温む柱に触れてみる          義 幸


 寄る齢に何はともあれ根深汁          蕉 山


 


  成田参道


 冬麗うなぎ屋賑はす異邦人           竜 穏


 冬麗や日の丸客船湾に入る           光 舟


 


  香蘭渓


 塩の道教える女や柿簾             慈 啓


 夫の愚痴背中で受くも冬麗           眞 澄


 


※:最高得点句 


次回兼題「去年今年」「初夢」「葉牡丹」


(桃雲記)

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第343回坐忘会

カテゴリ : 
文化系の同好会
執筆 : 
人間禅道場 2019/11/18 17:30

第343回 坐忘会


 開催日:令和元年11月17日(日)  場 所:本部道場南寮

 参加者:10名  投句者:5名   投句数:100句
 

 寒さが確かなものになりました。

 今回の兼題は冬の季語「初時雨」「牡丹鍋」「山茶花」

 久々、祖芳さんの投句がありました。最高得点者は幽水さんでした。

 参加者が互いに選句した結果、各自の高得点句を紹介します。(順不同)


 初時雨鴉は暗き田に紛る            幽 谷先生


 神田あんこう鍋

 伊勢源ののれんをくぐる初しぐれ        竜 穏

 初時雨密かに木の葉色増して          桃 雲


 誉められて猫に物云う冬帽子          蕉 山

 夜業なり衛士の提げる鍵の音          祖 芳


 山茶花や老いて悔いなきこの十年        蜂 生

 地獄の門暗し欅の冬紅葉            義 幸


 墨流る白木卒塔婆初時雨            温 雄

 錆包丁研ぐや軒下初時雨※           幽 水


 贈られし柿の熟すを待つ夕べ          道 妙

 歳時記を忘れし旅よ秋惜しむ          慈 啓

 

  六角堂磯菊繁り波の音             元 山

 本宅を守る暮らしに初時雨           妙 珠


 猪鍋や黒びかりする中柱            玄 妙

 初時雨襟掻合せ小走りに            眞 澄


※最高得点句(先生除く) 次回兼題「冬麗」「寒燈」「蜜柑」

(桃雲記)

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第342回坐忘会

カテゴリ : 
文化系の同好会
執筆 : 
人間禅道場 2019/10/23 8:00
第342回 坐忘会

 開催日:令和元年10月20日(日)  場 所:本部道場南寮
 参加者:9名  投句者:5名   投句数:100句

 19号台風が大きな傷跡を残して去り、突然寒さがやってきた日、
恒例の句会が開かれました。最高得点者は蜂生さんでした。

 参加者が選句した結果、各自の高得点句を紹介します。(順不同)
 
 後の月膝におもたき唐詩選               幽 谷先生
 
  練りし手に味曽の香移る秋日和             慈 啓
  葬儀終え只何もなく虫の声               元 山
 
  秋深し過ぐる夜汽車の人の顔              玄 妙
 鬼瓦の顔洗ひ上げ野分去る               義 幸

 北風激し旋る小家の風車                蜂 生
 寒村に明るさ余す後の月                眞 澄
 
 秋深し路地に濡れたる素琴の音             幽 水
 秋深し金箔を蒔く技見入り               妙 珠

 振り返り金木犀を確かめる               桃 雲
 雨の後蜩鳴きて締め括る                道 妙

 秋深し螺鈿の文箱にガラスペン             蕉 山
 吊るし柿夕日の色をそのままに             竜 穏
 
 石道の暮れて高野の秋深し               温 雄
 秋深し路地に濡れたる素琴の音             幽 水
 

 
(桃雲記)
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四季折々(9)

カテゴリ : 
文化系の同好会
執筆 : 
人間禅道場 2019/10/16 10:42

藷つくる花壇のありて保育園  戸塚 義幸

 散歩の途中芋畑を見つけた。「おやこんな所に」と驚いてみると、子供の声もあり、保育園だった。この納得感を句とした。花壇は四季折々の花の咲くのを楽しむところであるが、この保育園では、子供たちの秋の芋ほり行事のため、花壇にサツマイモを植えているのだ。子供たちの事を考えると、トマトやキュウリでは駄目だ。保育園と藷がマッチした句。おいしい焼き芋が今年も食べられるぞ!
(『俳林』15号より)

飯田幽水

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四季折々(8)

カテゴリ : 
文化系の同好会
執筆 : 
人間禅道場 2019/9/30 9:56

寂庵


虫時雨嵯峨野の道の夜は深し 大熊蕉山

 嵯峨野と言えば、渡月橋、天竜寺、平家物語の祇王、定家の小倉百人一首、俳句の落柿舎など次々と思い出される。ブラタモリ風に言えば京都の縁で、竹林と紅葉の名所だ。しかし、現在、瀬戸内寂聴師が天台の僧侶として、活動する所でもある。多くの人は昼間の観光で夜の嵯峨野を知らない。作者の寂庵訪問の印象句だが、夜、周辺を歩いて昼間との違いに驚き、虫時雨に一層嵯峨野の闇の深さを感じたのであった。
(「俳林」15号より)

飯田幽水

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第341回坐忘会

カテゴリ : 
文化系の同好会
執筆 : 
人間禅道場 2019/9/8 16:00

第341回 坐忘会


 開催日:令和元年9月8日(日)  場 所:本部道場南寮

 参加者:9名  投句者:5名   投句数:100句


 暑さ去りがたき日の句会でした。最高得点者は玄妙さんでした。

参加者が選句した結果、各自の高得点句を紹介します。(順不同)


 帰りつく如くに夏の終りけり              幽 谷先生

 蜘蛛の網に引っ掛かったる宵の月            蜂 生


 落蝉や絞り出す声懺悔文                幽 水

 稲穂揺れ南三陸汽車走る                蕉 山

 虫の音の中に一筋道のあり               玄 妙

 山頂や孔明重ねし秋の風                光 舟


 向日葵の花壇校庭子の休み               義 幸

 半玉の髷に揺れおり新稲穂               眞 澄


 丹精の友の葡萄の粒の艶                桃 雲

 狂う如太鼓は媚びず汗の飛ぶ              慈 啓


 薮ツ蚊の一撃厳し今朝の秋               竜 穏

 恐竜の図鑑片手の夏帽子                妙 珠

 少年の風つかまえし稲穂波               温 雄


(桃雲記)

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第340回坐忘会

カテゴリ : 
文化系の同好会
執筆 : 
人間禅道場 2019/8/20 8:00
 令和葉月の坐忘会が開催されました。

 開催日:令和元年8月18日(日) 場 所:本部道場南寮
 参加者:9名  投句者:5名   投句数:98句

 残念ですが、今回も幽谷先生の欠席余儀なしとなりました。
先生からの酷評が無いのは淋しですが参加者からの辛口の評も多く
あり活発で和やかな会となりました。最高得点者は幽水さんでした。

 参加者が選句した結果、各自の高得点句を紹介します。(順不同)

 淋しさよ土耳古桔梗に嘘を云う       幽 谷先生
 天の川われは地上の人であり        玄 妙

 天の川届くかきらり与論島         元 山
 葭切の雨を促す声高し           道 妙

  サハラ砂漠
 背伸びして手の浸したき天の川       眞 澄
 ニコライの鐘届くかな夏木立        幽 水

 濡れ色の肌艶やかに水羊羹         蕉 山
 盃の手を染め上げる花火かな        竜 穏

  ピアノコンサート
 新涼や連弾続く戸定邸           妙 珠
 銀漢の太陽系のここに住む         義 幸

 蜩や鐘楼の鐘揺れ残る           蜂 生
 坂登る羅の尻くりくりと          桃 雲

 新涼やとある女の身だしなみ        温 雄
  子ども禅の会
 半眼を開けば山百合坐禅堂         慈 啓

(桃雲記)
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四季折々(7)

カテゴリ : 
文化系の同好会
執筆 : 
人間禅道場 2019/8/19 8:00
  水色を空に(たた)へて大旱(おおひでり) 高橋智門

 昨年の暑さは異常だった。熱中症が多発し、毎日の日照りで、作物は枯れ、不作となった。東京ではキャベツは四分の一に切って売られた。一日でも早く、また少しでも雨が欲しい思いだ。空は真っ青、水色の一色である。この水色が田畑を潤す水であってくれたらと思ってしまう。青空への恨みを、降雨の期待に変えた句であるが、「水を湛える」という慣用句を「空に湛える」とひねった所が面白い。
(『俳林』14号より)

飯田幽水
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