人間禅道場

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ブログ - 8月13日耳順会ー心頭を滅却すれば火も自ずから涼しー

8月13日耳順会ー心頭を滅却すれば火も自ずから涼しー

カテゴリ : 
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執筆 : 
人間禅道場 2018/8/15 15:05

立秋とはいえ猛暑である。お盆が近く種々の事情で、休まれた方もいるが、ほぼいつも通りの人数が、13日の耳順会に参加し、坐った。周囲の樹木からはセミの声が絶える事なく、いかにも盛夏の座禅会であった。暑さの中の座禅といえば、暑さどころか火も涼しいと云うのが、標記の言葉である。
 

私がすぐに想起するのは、快川和尚の故事だ。天正10年(1582年)、甲斐の恵林寺が信長の軍に焼き討ちされたとき、快川は、「安禅不必須山水 心頭滅却火自涼」(安禅必ずしも山水を須(もち)いず 心頭を滅却すれば火も自(おの)ずから涼し)と述べ、火が放たれた山門で火定三昧に入って死につかれたという。

去年の秋、恵林寺へ行ったが、寺は風情を楽しむ観光客でにぎわっていた。周辺を散策すると、甲州百目柿の産地であり、農家の庭には干し柿がすだれ状にたわわに下がっていた。山門は武田家ゆかりの大寺にふさわしい二層の楼門で、この語が大書されていた。境内には、宝物館があり、戦国の遺品を見ることができる。

 

禅語の奥深い話は、『新編碧巌集講話』などお読み頂きたいが、思うに、心頭滅却とは雑念、念慮を打ち払い、断ち切ったことだろう。座禅に取り組み、猛暑も自ずから涼しく、清々しく感じられるようになりたいものだ。
 


                 快川の遺偈門標に柿すだれ  幽水
 

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