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ブログ - クマガイソウ

クマガイソウ

カテゴリ : 
ブログ
執筆 : 
人間禅道場 2017/5/7 14:41


本部摂心のお茶室に活けられた一風変わった花、「クマガイソウ」。

その名の響きも手伝ってか、この花が「絶滅危惧種」と聞くと余計に異彩を放って見える。

と言って、「熊が居そう」の意にあらず。「熊谷草」と表記される。
さては埼玉県の熊谷に因んだ名か?それとも人の名か?
調べてみると、郷土熊谷の武将熊谷直実(なおざね)からとっていることが分かった。

熊谷直実、源頼朝をして「日本一の剛の者」と言わしめた武将である。

花の形が、直実が矢よけに背負った母衣(ほろ)に似ていることから付けられた。

『平家物語』の、熊谷直実が平敦盛を討ったエピソードは、歌舞伎の人気演目の一つだ。

熊谷には「直実(なおざね)」という地酒があるが、その純米大吟醸を飲んでみると、意外や「剛の者」どころか、まろやかな甘味と香りがして、むしろ「エレガント」な味わいであった。

自分の子ほどの若者敦盛を討ったことに戦の無情、世の無情を感じ、心に深い傷を負った直実は、後に出家して敦盛を弔い念仏三昧の日々をおくる。
日本酒「直実」の味わいに、「剛の者」直実の一面を思った。

剣禅一味の道人小川忠太郎(無得庵小川刀耕)先生も熊谷のご出身。宏道会では毎年熊谷まで先生のお墓参りをしているが、熊谷駅前で目に付くのが熊谷直実の馬に跨がって甲冑をまとった勇ましい銅像である。



クマガイソウは、日本の野生蘭の中では一番大きいとされるラン科の花で、地下茎で増える。種から育てるのは極めて難しいらしい。

お茶席のクマガイソウは自然豊かな人間禅房総支部から供されたもの。抱石庵鉄漢老居士をはじめ道友が大事に見守る中、現在50株ほどに増えているという。

奥深い林の中の房総支部。確かに「熊が居そう」ではある。


徳利山
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