人間禅道場

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ブログ - 最新エントリー

前回、年一回座布団を乾燥することをお話したが、実施予定が遅れて、やっと昨日(9月17日)、業者が来山し、作業員が乾燥機搭載のトラック数台を駐車場に持ち込み、作業となった。
 丁度この時に、耳順会が開かれた。幸いにも、座る人数分の座布団は乾燥済みで、支障はなかった。しかし、本堂内片側には、まだ、これから乾燥させる蒲団、毛布などが積まれていたので、空いている部分を坐る場所とした。従い、聖司の位置は、本来の壁際ではなく、部屋の真ん中となったわけ。座布団は余熱で暖かく、頭寒足熱ならぬ、頭寒尻熱の状態で坐ったが、居眠りの人はなかったようだ。座禅の後、座布団は乾燥が全部終わり、玄関に持ち込まれていたので、全員で二階へ持ち上げ、収納した。前回述べたように、やはり中身の熱膨張があり、押し込むような形で所定場所へ納めたのである。
 なお、「布団」は「蒲団」とも書くが、水原秋櫻子編「俳句歳時記」によると、冬の季語で、「語源は、蒲(がま)の葉で編み座禅などに用いる円座からきているので「蒲団」と書くのであるが、近ごろは当て字で「布団」とも書くようになった。」とのことである。「座布団一枚取ってください!」 は、禅堂の方が「笑点」よりも、歴史的には、ご縁が深そうだ。                                                                                                         幽水

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「座布団一枚取ってください!」

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人間禅道場 2018/9/5 11:28

先ごろ、落語の桂歌丸師匠が亡くなったが、「笑点」で長く司会を務められた。御存じのように、大喜利では、司会が問題を出し、機転の利いた回答には、「座布団一枚上げてください!」、ひどい答の時は「取ってください!」と言って、増減する回答者の座布団が、脇役ながら、視聴者の笑いを誘う大きな役割を果たしている。

座禅でも、座布団は、縁ならぬ尻の下で、目立たないながらも大事なものだ。脚を結跏または半跏に組んだとき、そのままでは、不安定であり、尻の下には、半分に折り重ねた座布団を、通常二枚敷く。しかし、脚の長さや状態あるいは体形によって座布団を増減するのである。そういうわけで、不慣れな人の指導のとき、「一枚取ってください!」が出ることがある。
 詳しくは、立田英山老大師の『数息観のすすめ』にある「臀の下の蒲団の高さを加減することを面倒がってはいけません。でないと、坐禅が長つづきしないばかりでなく、どこか筋肉の収縮に不平均があって、知らず知らずのうちに上半身が揺れだしたり、病気を誘発することがあります。」の前後をお読みいただきたい。
 座布団も使っていると汚れてくる。道場では、毎年一度八月後半から九月初めごろにカバーを洗い、数百枚の座布団は業者に出して乾燥させている。現在搬出などの作業中だ。戻ってくると、中身が膨張して、元のカバーからはみ出るものもあるが-----              

幽水
 
 

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8月27日耳順会ー静坐のあとー

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人間禅道場 2018/9/1 10:03

 静坐中は、役位が坐相を注意したり、禅堂に出入りする人が許可を得たりする外は静粛が保たれ、また、1時間の静坐の後、そのまま退堂すれば、人と話しをするということはない。このように書くと、お互いに打ち解ける機会がないように感じるかもしれない。

 しかし、耳順会では、静坐のあと、自由にいろいろなことをしているのである。

 月に一回は会員の連絡や、有志の詩吟の稽古の機会とし、普段、第3月曜には、お茶の先生が点てたお茶を飲みながら、懇親を図っているが、27日は先生のご事情もあり1週間遅れでお茶の日となった。暑い時でもあり、茶室での温かい抹茶を略し、典座寮での水茶(抹茶の粉を冷水で溶く)となった。普段、茶室の雰囲気もあり、床の軸や禅語、活花等の話題から始まり、種々の話となるが、この日は、時節柄、ある会合の暑気払い幹事を務めた人の話を皮切りに、当耳順会のメンバーや一般の酒の好み、最近の変化、男女での酒量の違い、会費のこと、飲み放題のことなど次々と話題となった。確かに、酒は、多くの人の共通の話題の一つだろう。

 このほか、年に数回、静坐後、有志が近所のイタリアンなどへ行き、昼食を共にしながら歓談しており、新規参加者も、数カ月もすれば、古いメンバーと打ち解けるようになるのである。

幽水

 

 
 

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秋、初ひろい

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人間禅道場 2018/8/25 8:42
春の嵐で
落ちることが気がかりな
花もあれば

秋が近い台風で
落ちることを夢見る
実もある

胸さわぎの風
肌を打って
4時の目覚め


 
徳利山
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第326回坐忘会

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人間禅道場 2018/8/22 10:37
第326回坐忘会が、平成30年8月19日に開催されました。
場所は人間禅道場南寮会議室。

齋藤幽谷先生には今回もまた、猛暑の中、横浜からお越し頂きました。

参加者9名、投句者5名の102句から参加者が選んだ各自の高得点句を紹介します。(順不同)

新涼や海月(クラゲ)は海の色もたず       幽谷先生
 
古里の絶へて幾年盆踊り              温 雄

夏燕風より低く地を這へり             玄 妙

義姉(あね)一人残る古里盆踊り          蜂 生

蝶高く飛んでる今日の晩夏光            竜 穏

稲光雷鳴までの息づかい              桃 雲

向日葵のゆらら迷路に声高く            妙 珠

街裏に戻りて進む踊りの輪             蕉 山

温泉(ゆ)の鏡老躯をはたと秋の風         幽 水

蝉落ちて蟻の様子見始まりぬ            道 妙
 
災害にそっと叩くや西瓜割り             崇

大花火空打ち固き音立てる             義 幸

蚋(ぶよ)払う牛尾の自由自在かな         眞 澄

壇上の菖蒲ハタリと式に咲く            慈 啓

桃雲記
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内原武道修錬会に参加して 

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人間禅道場 2018/8/22 9:23

魁星です。

この818日(土)と19日(日)に茨城県水戸市内原にある日本農業実践学園で鹿嶋神伝直心影流「法定の型」の稽古に参加してきました。

普段の宏道会の稽古では、法定の型は殆ど稽古がやれていなくて、当日は恥をかきに行ったようにも思ったのですが、私の性格からして恥をかかないと本気で学べないのだと思い直して稽古をしました。
稽古に限らないですが、何事も気持ち一つのところがあって、厳しいメニューの稽古でも少しでも楽に稽古をしたいと考えがちですが、平野先生はこれは「行」であるからあえて厳しいやり方で行うようにしていると仰ってました。稽古に対する心構えを学ばせて頂きました。

型の稽古は、打突があるわけではないので竹刀剣道と比べて緊張感が緩みがちなのですが、この稽古は、扱っている木刀を本物の真剣だと思って稽古をしろというのが基本にあるため、緊張感を感じながら稽古が出来ました。

平野先生の口癖ですが、「正しい稽古をすれば上達するが、間違った稽古をしていたら下達してしまう。正しい師匠について正しい稽古をするように」と仰っていました。稽古の時に下達していないか、これからも気を付けながら稽古を続けていこうと思っています。

また、来年の武道修錬会が楽しみです。

魁星記
 


 
「無心堂に掛けられている武道訓」

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武道修錬会

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人間禅道場 2018/8/20 22:31
8月17日から20日まで茨城県水戸市内原にある日本農業実践学園『無心堂』にて、法定の型を中心にした武道修錬会が行われました。
この修錬会は無得庵小川刀耕老居士がご指導に当たられていた頃から現在まで毎年行われており、現在は、真歩館の平野宜昭先生がご指導に当たられています。
宏道会からも毎年参加があり、今年も無刀先生をはじめ、魁星、玉道、得道、松風、無念の6名が参加しました。


一日の日課は、このような感じです。

 5:00~ 坐禅、防具稽古
 7:00~ 朝食
 9:00~ 法定の型 稽古
12:00~ 昼食
14:30~ 坐禅
15:00~ 法定の型 稽古
18:00~ 夕食

これだけ法定の型を集中的に稽古することはないので、とても充実したのですが、法定の木剣は重く、それを振るだけでも大変なので、長時間の稽古による身体の疲労は否めませんでした・・・。ただ、法定の型は、運歩(足の運び)一つとっても、足幅を広くする、踵からつま先をまっすぐにするなど、楽をしないよう鍛錬の意味合いが強いので、身体や足が痛くなってなんぼかなと思います。この時だけではなく、日頃からコツコツ修練しようと思いました。

今回特に稽古したのは打ち込みだと思います。打ち込みは最も基本であるし、法定の型1本目の「八相発破」から始まり、4本目の「長短一味」まですべて打ち込みがベースになっています。平野先生によると、我々は打ち込みがまるでできていない。剣の理法にかなっていないと何度も檄が飛びました。
剣の理法とは、小川先生の剣道の理念にある「剣道は剣の理法の修練による人間形成の道である。」のことです。平野先生は、自ら実践を交えて指導してくださるので、とても分かりやすかったのですが、なかなか同じようにできない。やはり「分かる」と「できる」は全く違いますね。ただ、今後の目標ができました!
これをきっかけにして本当の「打ち込み」を目標にして、今後精進したいと思います。とても有難い修錬会でした。

玉道記


※日本農業実践学園は、人間禅水戸支部の座禅会場です。


「無心堂」 左:無得庵小川刀耕先生  右:初代校長加藤完治先生
 
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立秋とはいえ猛暑である。お盆が近く種々の事情で、休まれた方もいるが、ほぼいつも通りの人数が、13日の耳順会に参加し、坐った。周囲の樹木からはセミの声が絶える事なく、いかにも盛夏の座禅会であった。暑さの中の座禅といえば、暑さどころか火も涼しいと云うのが、標記の言葉である。
 

私がすぐに想起するのは、快川和尚の故事だ。天正10年(1582年)、甲斐の恵林寺が信長の軍に焼き討ちされたとき、快川は、「安禅不必須山水 心頭滅却火自涼」(安禅必ずしも山水を須(もち)いず 心頭を滅却すれば火も自(おの)ずから涼し)と述べ、火が放たれた山門で火定三昧に入って死につかれたという。

去年の秋、恵林寺へ行ったが、寺は風情を楽しむ観光客でにぎわっていた。周辺を散策すると、甲州百目柿の産地であり、農家の庭には干し柿がすだれ状にたわわに下がっていた。山門は武田家ゆかりの大寺にふさわしい二層の楼門で、この語が大書されていた。境内には、宝物館があり、戦国の遺品を見ることができる。

 

禅語の奥深い話は、『新編碧巌集講話』などお読み頂きたいが、思うに、心頭滅却とは雑念、念慮を打ち払い、断ち切ったことだろう。座禅に取り組み、猛暑も自ずから涼しく、清々しく感じられるようになりたいものだ。
 


                 快川の遺偈門標に柿すだれ  幽水
 

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7月30日耳順会ー腰を入れるー

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人間禅道場 2018/8/1 22:30

昨日(730日)は、東から西に進む異例の台風12号が抜けた直後の耳順会(月曜静座会)だった。蒸し暑い日だったが、皆しっかりと座禅を組んだ。


座禅では、よく調身、調息、調心と言われる。この中でも「調身」が、初心者、ベテランを問わず、まず第一だ。正しく座らなければ、「調心」など到底できないだろう。『数息観のすすめ』のような書物、写真や動画を手引きに、よほど注意して座ったつもりでも、姿勢を誤る場合があるし、最初は正しく座っていても、長年の間に変わってくることもある。静座会では、ゴルフのレッスンプロやテニスのコーチが実地にプレーヤーのフォームを直すように、助警が堂内を巡って、座っている人の姿勢(座相)を正す。


助警を、昨日務めたが、「左右の傾きを見てほしい」と積極的に申し出られたベテランの方がおられた。私の場合は、夏の摂心会で、助警から姿勢の傾きにつき注意を受け、「腰を入れる、腰を立てる」と指導があった。確かに腰は正しい姿勢の要である。この時、思い出したのは、総裁老師が書かれた「数息観を味わう」の一節だ。道元禅師、磨甎庵白田劫石老師が座相について「細やかに述べておられますが、これは、……自分が、数息三昧に達するためにはどうしてもその座相が必要不可欠であったという白状に他ならないのであります。例えば、目を閉じた状態ではだめでありますし、背筋もピンと伸びていなければできません。腰もしっかり入っていなければ(数息観で)十まで数えることは無理です。」
 

幽水拝

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7月23日(月)の耳順会

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人間禅道場 2018/7/25 12:24
先週(714日~21日)は夏の中央支部摂心会だったので、耳順会(月曜静坐会)として坐るのは2週間ぶりだ。連日の猛暑で、今朝も外出がためらわれる程で、人通りも静かだったが、8人元気に集まった。皆、勤めをリタイアした人たちで、最高は83才である。半数以上が徒歩か自転車で来る。堂内掃除のあと、午前10時から30分を2回座る。禅堂では、やはり落ち着く。雑念の棚上げなどしやすい雰囲気なのだ。猛暑だったが有難いことに、空調もあり、「家より涼しくて良いね。」という人もいたが----。いつもは保育園の子供の声がするのだが、今日は聞こえなかった。屋外遊びを避けているのだろう。熊谷で41.1度史上最高と報じていたが、熱中症にもならず、しっかり座ることができた。 

炎天の道をたどりて二炷香  幽水拝
 
 

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